近年鰻や秋刀魚など日本では馴染まれている魚獲れず度々ニュースになっているのが目につく。そしてスーパーの魚なども少なくなってきてるように感じる。こんな海に囲まれた島国が何故そこまで魚不足になりつつあるのだろうか。日経ビジネス2017年8月の記事によると漁業や養殖業はピークの1985年頃に比べると現在は4割以下に落ち込んでるという。何故これほどまでに落ち込んでしまったのだろうか。本レポートでは日本の魚の在り方について考察したい。私の日本の魚の減少の要因と考える理由は以下の3点である。1点目は日本人の魚離れである。農林水産省によると19歳までは肉の摂取量が多く20歳以上では高齢になるほど肉の摂取量が少なくなり魚介類の摂取量が多くなるという。平成7年から16年までの変化をみると、すべての年齢階級で、肉類が総じて横ばいの中、魚介類は減少しているという。7年は、30代で肉類と魚介類がほぼ同量、40代以上では肉類より魚介類を多く摂取していた。しかし、16年では30代の肉類の摂取量が魚介類の摂取量を上回り、20代と同様の傾向を示しているほか、40代でも魚介類と肉類の摂取量が逆転、50代以上でも魚介類が大きく減少しているという。このように若くなるほど魚介類を食べなくなってきている事がわかる。実際私の周りにも肉の方が好きと言う人や魚介類は好きではないと言う人も少なくない。私の友人には焼いたり煮付けたりすると食べられるが生だと一切食べれないという人もいる。そうしたような人が年々増えて行ってるように感じる。二点目は近年日本の魚が不漁続きであるという事である。ダイアモンドオンライン2018年2月16日の記事によると日本全体の水揚げ量はピーク時の三分の一にまで落ちているという。2003年の秋刀魚資源量は約400万トンあったものの現在では約86万トンまで減少しているという。さらに漁獲量は16年は約11万トンだったが17年には約8万トンまで落ちてしまってるという。しかし世界全体では増加の一途をたどってるという。このように日本でのみ魚の減少が起こっている。日本はあまり乱獲などに対しての拘束力が弱いように感じる。その結果自分に返ってくるのだが、騒ぐだけで対策をかけようとしない。こう言った所にも日本人らしさが出てるのではないかと考える。3点目は養殖業の重要性である。東京大学海洋アライアンス2009年12月8日の記事によると漁獲量は落ちているものの養殖業は徐々に増えているという。2009年には全体の20%以上にまで上昇しているという。今日ではブリや真鯛等の魚類、カキ、ホタテ等の貝類、ノリなどの多種多様な水産物が養殖されるようになった。そして近年乱獲や気候変動などを考えるとますます重要性が高くなっていく。この調子で進めて行くべきだと思う。しかし全ての魚が卵から養殖できるわけではない。鰻などは稚魚はシラスウナギとして大量に捕りそれを養殖している。こう言った元の数に限りがある魚介類なども視野に入れて今後を考えていくべきではないだろうか。以上の理由から日本の魚の減少している要因と考える。日本は海の面積が世界第6位である。しかしながらこれだけの海を持ちながら使いこなせてないように感じる。未来の日本やこれからの漁業などのためにも自然保護などをして行くべきなのではないだろうか。そして世界第6位の海の面積を活用できるようになるべきだと考える。http://www.maff.go.jp/hakusyo/sui/h18/html/s1_1_2.htmhttps://www.oa.u-tokyo.ac.jp/learnocean/researchers/kanshi/post-2.htmlhttps://www.google.co.jp/amp/s/business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/082400157/082400001/%3fAMP=1https://diamond.jp/articles/amp/160040?page=3&skin=amp